2016年08月21日

保育園運営のあれこれQ 認定こども園認可申請を理事会で決議

昨夜(8/20)、理事会でした。
理事の皆さんに4月以降の経過を説明して、保育所型認定こども園の認可申請について提案し、
承認をいただきました。
今後、具体的な手続き(書類提出)を進めていきたいと思います。

かもめ保育園が認可園(認定こども園)になると言っても、
保育園の規模が大きく変わるものではありません。
0歳―3名、1歳-6名、2歳―12名、3・4・5歳―各15名で合計66名定員というのが、現段階の想定です。
3・4・5歳児のうち、年齢ごと3名の計9名を1号認定(幼稚園入園該当)として、お母さんが仕事をしていない場合などにも対応しようと考えています。(だいたいこれくらいの枠であれば、今のニーズに対応できるのではないかと思います。)

今回の理事会の中では、来月(9月)小規模保育の方に1名入園予定で、それで19名定員が満杯になるとの報告がありました。
また、それ以外に3名の入園希望があったそうですが、「いっぱいで・・・。」とお断りしければならなかったようです。
そのような状況ですから、認定こども園になったら、「小規模保育」の制限(=19名)が外れる3歳未満は、園舎設備(第2園舎)の受け入れ可能な上限人数(21人)を定員に設定しようと思います。

3歳以上は、今年は年長クラスの17名がありますが、例年の状況からすると15名でいいのかなと思います。(調整できますから、15名を絶対に越えてはならないというものではありません。)

要するに、現状の保育ニーズに応え、それにしっかりと公的保障を得るための認定こども園化であって、
経営を拡大しようという考えではありません。
おそらく、市内の他の保育施設とむやみに競合することにはならないと思います。

ただ、認可園になることで、3歳以上も年収等に応じた保育料になりますから、
保育料の高さを理由に入園をあきらめたり、2歳から3歳になる時点での転園を考えなければならないようなことはなくなります。
「こどもをかもめ保育園に」と思っておられる方々に、より入っていただきやすくなるのではないかと期待しています。

一方で、認定こども園になるにあたっての懸案もいくつか残っています。

1つ目は、これまでは認可外保育の中で受け入れていた、3歳未満で「保育を必要としない子」の受け入れができなくなるということです。
「親の就労状況に関わらず、こどもに等しく保育・幼児教育の機会を提供しよう」
というのが新制度の基本的な考えのはずなのに、まったくもっておかしな制限ですが・・・。
認可後実施することになる「子育て支援事業」などで、何らかの対応ができないか、検討したいと思います。

2つ目は、認可園になることで様々な制約を受け、かもめの保育がこれまでとは違ってしまうのではないかということです。(不安の声がよく聞かれます。)
確かに、認可基準についてはきちんと守らなければなりませんが、
それがかもめの保育内容を大きく制限するようなものではありません。
要するに、いくらでも工夫のしようがあると考えています。

3つ目は、認可になることによって、却って保育料の負担が大きくなってしまう家庭もあるということです。
小規模保育の認可申請の時にも同様でしたが、
そのことを理由に認可申請に反対する意見は聞かれませんでした。
かもめ保育園にとっては、認可によって「公定価格」の収入となり、非常に大きな増収になるため、
各家庭の利益よりも保育園の運営を大事に考えてくださった結果だと思いますが、
それを「当然」と思わず、丁寧な説明をしていかなければならないと思っています。

今回の理事会は、新しくなった海かもめの「離れ」(まだ名前が付いていません)で行いました。
いやあ、まったく、なんというか、むちゃくちゃ良いです。
改修に関わってくださった方々の気持ちがあふれていますね。
主にくじら組(年長)とかめ組(年中)が過ごしているとか。
卒園した子たちには「ずる〜い!」と言われそうです。











2016年08月15日

保育園運営のあれこれP 認定こども園認可申請の動き 長文です。すみません!

お盆ですね。皆さんいかがお過ごしでしょう。

4月以降、かもめ保育園全体の認可園化(認定こども園認可申請)の動きをしておりました(何にも報告していなくて、すみません)
が、最近かなり煮詰まってきています。
本業の忙しさにかまけて、ずっとさぼってしまっておりましたが、
4月から現在までの動きをまとめてご報告することにました。
かなりの長文をいっぺんに書いてしまって申し訳ありませんが、よろしければお読みください。

4月18日 
小樽市子育て支援課を訪ねました。
前日の総会で、今年度保育園全体の認可園(認定こども園)化を目指して活動していくことが承認されたことを受けて、認可承認への支援を要望する文書を市長あてに提出しました。
当日は、普段窓口になっている係長に併せて新任の子育て支援課長も同席し、かもめ保育園の全体認可(認定こども園化)について、「小樽市としては、意向に沿うように支援していきたい。」との言葉をいただきました。
また、認可を行うのは、後志振興局なので、「認可条件や手続きについて、振興局の方にも確認しておきます。」と言っていただきました。
会談後、福祉部長室にも案内され、新任の福祉部長にもご挨拶できました。

6月10日 
後志振興局社会福祉課子ども子育て支援室に認可申請について相談に行きました。
小樽市の係長と担当職員の計2名が同行してくださいました。(わざわざ倶知安まで)
後志振興局側も子ども子育て支援係長と担当職員の2名での対応でした。
認可についての要望を伝えると、振興局の係長からは、
「認定こども園として認可を受けるには、
@認定こども園である限り、各年齢ごとにクラス編成をしなければならない。
A園舎が耐震化されていなければならない。」
と言われ、「現在のかもめ保育園の園舎では、認可基準をクリアできない。」と言われました。
だから、「認可を受けるためには、園舎の増改築が必須で、その補助金を受けるには、社会福祉法人でなければならない。社会福祉法人設立には、2〜3年の時間と相当の費用がかかる。」
要するに「急いで認可を求めずに、時間をかけて慎重に取り組んではどうか」ということでした。

振興局の係長が言っているのは、「北海道認定こども園の認定の要件並びに設備及び運営の基準を定める条例」第6条2項と第8条1項1号のことです。
6条2項本文によれば、かもめの想定する3・4・5歳児各15人定員の場合、保育室3つを含めて合計420uの床面積が必要ということになります。
しかし、6条2項ただし書きには、「保育所型認定こども園又は地方裁量型認定こども園の認定を受ける場合」保育所としての施設基準(3歳以上児1人当たり1.98u以上)を満たしていれば、「この限りではない」としてあります。
かもめの園舎は、ホールだけで99uあるから、3〜5歳児45人の保育スペースとしては、ホールだけでクリアしています。 
(これに該当するのではないのかな?)

また、8条1項1号には「耐震、防災(自然災害に係る対策を含む)、防犯等子どもの健康及び安全を確保する体制」が整備されてなければならないとあります。かもめの園舎はホールと渡り廊下の他は、耐震基準が設けられる以前の建物です。
しかし、じゃあ何をどう補強しなければならないかとか、どんな診断をするといった具体的な規定がどこにも見当たりません。
大いに疑問だったので、2点について「改めて確認してほしい」とその場でも話しました。また、数日後の電話の話の中で、小樽市の担当者を通しても、重ねて確認内容の返事をほしい旨伝えました。

6月30日 
お願いしていた返事がなかなか来ないので、小樽市の係長に相談すると「とにかく、後志振興局の方で施設基準の確認をしていただかないと…。」ということだったので、後志振興局の係長に電話しました。
返事は、「認定こども園である限り、年齢ごとにクラス編成が必要で、それに応じた保育室の床面積が必要」ということで、この前と同じでした。
どうにも納得いかないので、本庁(北海道保健福祉部子ども未来推進局)に問い合わせますが、議会の期間中ということで担当者がおらず、概要を伝えてもらって後日あらためて連絡することにしました。

7月4日
内閣府の認定子ども園課に電話。概要を伝えて、以下3点質問しました。
@保育所型認定こども園の場合、必ず年齢ごとのクラス編成が必要でしょうか?
A99uの保育室がある園舎で、3・4・5歳児各15人(計45人)定員の保育所型認定こども園は認められるでしょうか。
B園舎の耐震工事はどの程度のものを求められるのでしょうか?

担当者の答えは、
@年齢ごとのクラス編成はあくまで原則。保育所型に限らず幼保連携型であっても、縦割り保育等で異年齢のクラス編成や単一のクラスも認められます。
A認められます。(念押しして3回同じことを言ってもらいました。)
B必ずしもすぐに耐震工事まで求めるものではありません。

(やっぱり……。)

すぐに北海道保健福祉部子ども未来推進局に電話すると担当者がおり、概要を話すと「その件は後志の方と相談していただかないと…」とおっしゃる。
「後志に相談しても、納得いく説明がもらえないから問い合わせしている。現に内閣府に聞いたら、まったく違う答えだった。」と話すと、
「えっ!内閣府?……わかりました…。こちらからも後志の担当者に伝えて確認の上、後志からお返事が行くようにします。」と約束していただけました。
ついでに、この担当者にも
「99uの保育室がある園舎で、3・4・5歳児各15人(計45人)定員の保育所型認定こども園を行うことは認められるという認識でいいんですよね?」と聞くと、
「…その通りで、よろしいかと思います。」とおっしゃっていただけました。

7月5日
小樽市役所に子育て支援課係長を訪ねて、この間の動き(後志振興局の対応、内閣府への質問と返答、本庁の対応)を説明し相談しました。
「後志振興局の担当者が、こちらの認可希望にきちんと対応してくれていない。何か恣意的な考えが働いているのではないかと心配する。こちらは、認可外保育で保護者も保育園自体も不利益を被っていることを何とかしたいと思ってお願いしている。このまままともに対応してもらえないなら、別の方法を考えなければならない。」と話すと
係長からは、こちらの説明に対していくつかの質疑があった後、
「こちらからも、後志の方に問い合わせをして、理事長さんに連絡がいくようにします。」
といって下さいました。

7月27日
(後志振興局からも小樽市からも、この間何にも連絡が無いので)
小樽市子育て支援課係長に電話し、
「後志振興局からいまだに連絡がない。」旨伝えると、
「直接問い合わせてほしい。」というので、
すぐに後志振興局の担当係長に電話し、
「以前(7月4日)本庁担当者に電話し、かもめの園舎が認定子ども園の認可基準に合致するか否か等の返事を後志振興局からもらえると言われてから、3週間も経つがどうなっているのか? たったこれだけのことを確認するのに、こんなに日にちがかかって未だに答えが出されないのは甚だ疑問。」
と伝えたところ、
「間違った判断を伝えて、後になって齟齬が出ては困るので、慎重に確認させていただこうと思っていた。一両日中には返事できるようにしたい。」
とおっしゃっていただきました。

7月29日
後志振興局担当係長から電話。
「従前から保育施設として保育所の基準を満たしているのであれば、保育所型認定子ども園は認められる。条例にあるのを見落としていた。かもめの場合も現在の園舎の施設で可能。耐震化についても、500u以上の建物については耐震化の計画が必要だが、かもめ保育園は該当しないので不要。ただ建物は古いので、いずれ想定してほしい。その他の基準についても、条例に定めている通りに備えてほしい。」
という説明があり、近日中に認可申請のための書類及び資料を保育園宛てに送付してくださることになりました。(8月2日に書類到着)

8月8日
理事長・藤原園長・小島理事で後志振興局に出向き、係長と担当職員から、認可基準・申請手続きや書類作成についての説明を受けました。
新たに認可条件として伝えられたことは、「3・4・5歳児については、各年齢ごとでの学級活動ができるように、3部屋を確保してほしい」ということ。
そのためにはホールを2部屋に区切らなければならなくなるが、アコーディオンカーテンのような可動式のモノでもいいということです。
「個別の学級活動」をしない時には開けておいてもいいそうです。
(ということなので、何とか工夫しましょう。)

提出を求められている書類は申請書の他23種類! 
が、大半は小規模保育認可申請の時に作っているので、何とかなりそうです。
(苦労して書類を作るのは、主に藤原園長・小島理事・A職員ですが…。)

「認定こども園申請の決定の議事録」というのも必要ですが、認可申請の方向性については4月の総会で確認していただいているので、8月20日の理事会で承認されたら、既定方針通り進めようと思います。
申請書類の提出完了は認可の3か月前(12月末)ですが、もっと早く提出完了できるようにしたいと思います。
書類提出後、小樽市からの意見書が付されて、認可の可否が判断されるようです。
ただ、自治体が賛成意見を出し、かつ認可基準をクリアする限り、認可しなければならないことになっています。
(要するに行政の恣意的な判断は排除されます。)

というわけで、平成29年4月から、かもめ保育園全体が定員64〜66名の保育所型認定こども園になる見通しになっています。
保護者および関係者の方々には、詳細が決まり次第説明会を実施する予定です。
また、これから認可承認をいただくまでの動きをできるだけお知らせしていこうと思います。
ご意見やご質問あれば、ぜひお寄せください。